東京・銀座で5月に起きた強盗事件で、事件で使われたレンタカーを手配したとして、警視庁が関東地方の30代の男性を任意で事情聴取していたことが捜査関係者への取材で分かった。男性は手配を認め、「強盗に使われるとは思っていなかった」と説明したという。

　事件では、強盗容疑などで少年4人が逮捕され、このうち少なくとも3人は面識があったことがわかっている。男性と4人は面識がなく、警視庁は別に指示役がいるとみて捜査する。

　少年4人はいずれも横浜市の16～19歳。5月8日午後6時20分ごろ、中央区銀座8丁目の高級腕時計店から、総額3億円以上の腕時計などを奪った疑いがある。白いワンボックスカーで逃走し、港区内で確保された。4人は同18日に強盗容疑などで再逮捕され、6月7日に家裁送致された。

　捜査関係者によると、防犯カメラ映像などを解析し、この車は30代の男性が事件前日の5月7日、東京都荒川区内のレンタカー店で自身の名義で借りていたことがわかった。同庁が5月下旬に男性に事情を聴くと、「SNSの闇バイトに応募して車を借りた。結局報酬は受け取っていない」と話したという。

店内の血痕、16歳少年か
　男性は借りた車をレンタカー…以下残り395文字)

朝日新聞　2023年6月20日 11時30分
https://www.asahi.com/articles/ASR6N3HFJR6FUTIL010.html?ref=tw_asahi