瀬戸口和秀2022年11月29日 21時00分

　大阪府吹田市で11月、診療所2カ所でインフルエンザの予防接種に来た子どもに、誤って新型コロナウイルスのワクチンを接種したケースがあったことが、市への取材でわかった。市は誤接種が続いたことを重く見て、注意喚起を目的に近く公表する。

　市によると、1件目の誤接種が起きたのは5日。就学前の男児が家族4人と市内の診療所を訪れた。家族全員が予防接種を受けに来ており、男児を含めインフルエンザが3人、新型コロナが2人だったという。

　だが1人で対応した医師は12歳以上が対象のファイザー製コロナワクチンを誤って男児に接種。その後、誤接種が分かり、医師が家族らに説明した。男児は翌日に38度台の熱が出たが、その後、回復したという。

https://www.asahi.com/articles/ASQCY5G7SQCYPPTB002.html